株式会社グランディーズが、平成 29 年 3 月 23 日開催の取締役会において、以下のとおり、Dipro株式会社(以下、「Dipro 社」という。)の全株式を取得し、同社を連結子会社化することについて決議したと発表した。
Dipro株式会社の概要
Dipro株式会社は、福岡市に本社を置き、平成 12 年にジャスダック市場に上場、平成 20 年に民事再生法の適用を申請した不動産会社、株式会社ディックスクロキの創業者、黒木透氏が平成 21 年に設立した不動産会社で、福岡市を中心に、鹿児島県、大分県に 660 戸の管理物件を抱えている。
同社は民事再生法適用当時の株式会社ディックスクロキに在籍した社員やビルオーナーも抱え、福岡の不動産業界にも精通しているが、創業者の黒木氏が別会社で展開する民泊事業に専念するため、同社の譲渡を行うことになったとのこと。
現在、Dipro 社は賃貸管理、不動産売買の仲介を中心に事業を展開しているが、過去にはビルを 1 棟ごと購入しリノベーションを行い販売するような開発事業も行っていたとのこと。
株式の取得の理由
株式会社グランディーズは、平成 25 年 10 月に宮崎営業所を開設して以来、松山営業所、高松営業所を開設し、土地取得競争の激しい政令指定都市圏を避けて拠点を開設していた。競争の厳しい都市部で後発企業の当社が用地取得競争に加わるよりも、競争の少ない地方都市での事業展開が得策であると判断によるものとのこと。
今後、Dipro株式会社を連結子会社とすることで様々な事業展開が可能となり、相乗効果が期待でき、両社の企業価値向上に有効であると判断したとのこと。
Dipro株式会社の株式を取得、連結子会社化することで、これまで未開拓であった都市部への進出をはかり、さらなる事業の拡大と企業価値の向上を図っていくとのこと。
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