株式会社ティビィシィ・スキヤツト(栃木県小山市)が、株式会社マックスエクスプレスの完全子会社であるVID株式会社(福岡市中央区)を株式取得して完全子会社化することを基本合意したと発表した。
子会社化の理由
ティビィシィグループは、「Marketing& Innovation」を新しい経営方針として定め、①「顧客ニーズの徹底
追及」と、②「新機軸の商品・サービスの開発」の2大テーマの実践を推進している。
主力事業の美容サロン向けICT事業では、POSレジ顧客管理システム Sacla(サクラ)を主軸に、業界での確固たる地位を維持しております。特に、ソフトカスタマイズを要望する多店舗型の大規模サロンへの導入実績は他社の追随を許さず、トップレベルのシェアを確保している。しかし、新規開業サロンや単店小規模サロンなどローエンドマーケット向けの商品・サービスにおいては、コスト面や収益性の観点からやや消極的な営業スタンスを取ってきた。
VID社は、ティビィシィ社と同じく美容サロン向けPOS型CRMソリューションの開発・販売を専業とし、
平成 28年 12月にマックス社より分割して設立された会社。九州を地盤としながらも、関東圏・関西圏を中心に、全国 500店舗以上のユーザーへ月額課金型システムのサービスを展開している。
VID社の主力商品である美容サロン向けPOS型CRMシステム(VIDシステム)はASP(※)タイプであり、導入時の簡易性やアフターサポートの効率性において優れているとのこと。
ティビィシィ社事業にとってVID社の子会社化を行うことにより、「商品・サービスの品揃え強化」と、それに伴う「裾野の広いローエンドマーケットへの全面的な参入」を可能とするものであるとのこと。
当社が得意とするソフトカスタマイズへの柔軟対応が可能な商品群に、VID社の課金型ビジネスであるASPサービス商品がラインナップに加わることで、収益重視及びユーザ数の飛躍的拡大による新たな成長戦略の推進に展望が拓けるものと確信しているとのこと。
(※)ASP:(Application Service Providerの略)
アプリケーションソフトウエアの利用を複数顧客向けに Web経由のクラウドサービスによって提供するしくみ及び業者のこと。
本発表へのリンク
M&Aについて知る